「気がついたら体重が5キロも増えていた...」

「学生時代は痩せていたのに就職してからどんどん太ってしまう」

「在宅ワークになってから、お腹周りがヤバい」

このようなお悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?

事務職の方は勿論、元々は営業で取引先まで行くために歩き回っていた方もコロナ禍を機にオンラインでの打ち合わせが増えて在宅ワークやデスクワークが増えて1日中、全然動かないと言う方が増えているのが現状です。

座り仕事による体重増加は、単なる食べ過ぎや運動不足だけが原因ではありません。

長時間同じ姿勢を維持することで起こる代謝の低下、血流の滞り、筋肉量の減少など、複数の要因が複雑に絡み合っているのです。

しかし、安心してください。

座り仕事だからといって、太り続けるわけではなく正しい知識と適切な方法があれば、デスクワーク中心の生活でも健康的にダイエットを成功させることは十分可能です。

そこで今回は、座り仕事で太ってしまう根本的な原因から忙しい会社員でも続けられる食事管理術まで、デスクワーク太りを解消するための方法をお伝えします。

座り仕事が太りやすい原因とは?

座り仕事で体重が増加してしまうのには、明確な理由があります。

単純に「食べ過ぎ」や「運動不足」だけではなく、座りっぱなしの生活が身体に与える影響は想像以上に深刻です。

✔︎座り仕事が太りやすい原因

  • 基礎代謝の低下
  • 血流・リンパの滞り
  • 姿勢の悪化による代謝低下
  • ストレス食い・間食の増加
  • 運動不足による筋力低下

基礎代謝の低下

座り仕事で太りやすくなる大きな原因の1つは、筋肉量の急激な減少です。

特に下半身の大きな筋肉群は、立っているだけでも常に働いていますが、座りっぱなしの状態では、これらの筋肉がほとんど使われません。

また、背筋が伸びていない座り姿勢で作業をしていると下半身だけでなく背中の筋肉もほとんど使われない状態になります。

その結果、日常的に使われない筋肉は衰えていくので筋肉量が減少し基礎代謝の低下に繋がります。

筋肉は身体の中で最もエネルギーを消費する組織で筋肉量が減ると基礎代謝が低下し、同じ食事量でも太りやすい体質に変わってしまいます。

血流・リンパの滞り

長時間座ったままでいると下半身の血流が著しく悪くなります。

特に膝裏の血管が圧迫され、心臓への血液の戻りが悪くなることで、全身の循環機能が低下します。

血流の滞りは、まず「むくみ」として現れます。

このむくみは「一時的な現象」ですが、長期間続き慢性的なむくみになると、その部位の代謝を低下させ、脂肪が蓄積しやすい環境を作り出します。

特に女性の場合、下半身のリンパの流れが滞ることでセルライト(皮下脂肪と老廃物が結合したもの)が形成されやすくなります。

一度できたセルライトは、通常のダイエットでは落としにくく、長期的な体型の悩みの原因となります。

姿勢の悪化による代謝低下

長時間のデスクワークは、背中の筋肉の衰えと首周りや胸周り、肩周りの筋肉が硬まり、その結果「猫背」「巻き肩」など姿勢の悪化に繋がります。

この姿勢の悪化は、見た目の問題だけでなく、内臓機能にも深刻な影響を与えます。

猫背や巻き肩で上体が前に突っ込んでいる状態だと肺が圧迫されて呼吸が浅くなり、酸素供給量が減少します。

また、胃や腸などの消化器官も圧迫されるため消化・吸収機能が低下し、代謝の悪化につながります。

さらに、不良姿勢は自律神経のバランスを崩し、ストレスホルモンの分泌を促進します。

これにより、脂肪を蓄積しやすい体質になってしまうのです。

「猫背」「巻き肩」など姿勢の悪化は、見た目や内臓機能だけでなく睡眠の質にも悪影響を与えます。

悪姿勢の状態は、筋肉が衰えているだけでなく首周りや胸周り、肩周りの筋肉が硬まり張っている状態になるので睡眠中も体が脱力しリラックスした状態になりにくいので睡眠の質の低下に繋がります。

仰向けで寝る時に肩が浮いて仰向けでは寝れずに横向きでしか寝れない方は、これに当てはまるので注意しましょう。

ストレス食い・間食の増加

座り仕事では、締切のプレッシャーや長時間の集中により慢性的なストレス状態に陥りがちです。

ストレスを感じると、副腎からコルチゾールというホルモンが分泌されます。

コルチゾールの作用

  • 食欲を増進させる
  • 内臓脂肪の蓄積を促進する
  • 筋肉の分解を促進し、基礎代謝を低下させる
  • 血糖値を上昇させ、インスリン抵抗性を高める

また、デスクワーク中は手軽に食べられるお菓子類が近くにあることが多く、無意識のうちに間食の回数と量が増加してしまいます。

運動不足による筋力低下

人間の筋肉の60〜70%は下半身に集中しています。

しかし座り仕事では、この最も重要な筋肉群がほとんど使われません。

なので、筋肉量を維持する為には、運動をする必要がありますが、運動不足だと仕事でもプライベートでも筋肉を使わないので筋肉量がどんどん低下していきます。

また、運動をする事はストレス耐性を上げたりストレス発散にも繋がるので運動不足は、ストレス食いも増加させます。

運動習慣作りでダイエット

座り仕事をしている方のダイエットで大切な事は運動習慣の獲得です。

運動習慣を作る事で日常的に筋肉を動かすので筋肉を衰えを防ぎ活動代謝を高めることが出来ます。

また、運動でトレーニングなどの強度の高い事を取り入れると筋肉量アップに繋がり基礎代謝の増加にも効果的です。

自宅で出来る短時間運動

座り仕事をしている方の多くが一度は、運動不足解消の為に運動を始めて続かなかったと言う経験があるのではないでしょうか?

続かない原因は、いきなりフィットネスジム通いや30分以上の自宅トレーニングなど継続が難しい運動を始めている方です。

座り仕事をしている方に大切な事は、運動習慣を作る事なので習慣化しやすい自宅で出来る短時間運動から始める事が効果的です。

まずは、自重でのスクワットやストレッチ、5分〜10分程度で終わるYouTubeのフィットネス動画から始めるようにしましょう。

こう言った運動に慣れてきたらジムに通い出したり、30分以上の自宅トレーニングなどに徐々にスケールアップしていきましょう。

パーソナルジムの活用

座り仕事をしている方には、パーソナルジムを活用する事もおすすめです。

パーソナルジムは、予約制と言う点から強制力があり継続しやすく、仕事帰りに手ぶらで通えて1人1人の体の状態に合わせた指導を受けられると言う点が備わっているので座り仕事の方も利用しやすい環境が整っています。

座り仕事の方は運動習慣作り、衰えた筋肉の強化、姿勢改善など運動に様々な目的があるのでパーソナルジムで効果的な方法を教わる事がおすすめです。

また、運動をするだけではなく、あなたに合った食事指導や生活習慣指導も受けられるので効率よくダイエットを進められます。

座り仕事の人のための食事術

運動だけでダイエットを成功させるのは困難です。

特に座り仕事の場合、消費カロリーが少ないため、食事管理がより重要になります。

しかし、忙しいオフィスワーカーにとって複雑な食事制限は現実的ではありません。

ここでは、座り仕事の特性を活かした無理なく続けられる食事管理術をお伝えします。

座り仕事中の間食選び

座り仕事では、集中力を維持するために間食が必要な場面が多くあります。

問題は「何を食べるか」ではなく「何を選ぶか」です。

「糖質+脂質の組み合わせ」となっている市販のクッキーやケーキなどの洋菓子はカロリーがかなり高く太りやすい間食となるので避けたいおやつになります。

また、トランス脂肪酸が多い「スナック菓子」や急激な血糖値上昇を招く「清涼飲料水」にも注意しましょう。

普段からこのような感触を選んでいる方は、間食を変えるだけでもダイエットに繋がります。

座り仕事中の間食としておすすめなのは、ナッツ類や高カカオチョコレート、プロテインバーなどになります。

アーモンド、くるみ、カシューナッツなどのナッツ類は、良質な脂質とタンパク質が豊富で満足感が持続します。特にアーモンドには、脂肪燃焼を促進するビタミンEが豊富に含まれています。

カカオ70%以上の高カカオチョコレートは、ポリフェノールが豊富で抗酸化作用があり少量でも満足感が得られます。1日1〜2片程度に抑えることがポイントです。

プロテインバーは、タンパク質が主成分で、筋肉の維持・増強に役立ちます。ただし、糖質含有量の少ないものを選びましょう。

間食を食べる時は、何を食べるかだけでなく「いつ食べるか」も重要なポイントになります。

間食のベストタイミング

  • 10:00〜11:00(午前の間食):朝食から昼食までの時間が長い場合、血糖値の安定のために軽い間食を摂取
  • 15:00〜16:00(午後の間食) 最も血糖値が下がりやすい時間帯で集中力維持のため、高カカオチョコレートやプロテインバーがおすすめ

ランチの選び方と食べ方

ダイエットで一番おすすめなランチは、自炊で栄養バランスの良いお弁当の持参ですが、日々忙しい方は自炊が難しいのでここでは、ランチメニューの選ぶポイントを紹介します。

座り仕事では、昼食後の血糖値急上昇が眠気や集中力低下の原因となり、さらに脂肪蓄積も促進します。

なので血糖値が上昇しやすい米の量が多い丼物や麺類の単品などは避けましょう。

糖質と食物繊維、タンパク質を満遍なく摂取出来る定食類や単品メニューにサラダを追加する事がおすすめです。

また、血糖値の急上昇を抑える為には、食べる順番も大切で野菜→タンパク質→糖質の順番でよく噛んで食べるようにしましょう。

座り仕事をしている方には、ランチだけでなくコンビニで昼食を済ます方も多いのではないでしょうか?

コンビニ食を選ぶ時は、糖質と脂質が多く食物繊維やビタミン、ミネラルが不足する弁当やパスタを避けるようにしましょう。

コンビニ食は、おにぎりとタンパク質源(サラダチキンや肉・魚系のお惣菜)とサラダを選ぶようにしましょう。

夕食での調整方法

夕食の理想は、炭水化物(糖質・食物繊維)とタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルが満遍なく摂取出来るバランスの良い食事ですが、座り仕事で残業や通勤時間の関係で夕食が21時以降になることが多い方は消化の良い食べ物を選ぶ事がおすすめです。

消化の良い食べ物

  • 温かいスープ類
  • 蒸し料理
  • 豆腐や魚などの柔らかいタンパク質

脂っこい料理やアルコール、カフェインの摂取は避けましょう。

分食とは、19時頃におにぎり1個程度の軽い食事を摂り、帰宅後はタンパク質と野菜を中心とした食事にする方法です。

これにより深夜の食べ過ぎを防げます。

生活習慣の改善で基礎代謝アップ

食事管理と運動だけでは、座り仕事のダイエットは不完全です。

24時間を通じた生活習慣の最適化こそが、持続的な体重減少と理想的な体型維持の秘訣です。

特に基礎代謝を高める生活習慣を身につけることで、「痩せやすく太りにくい体質」への根本的な改善が可能になります。

水を飲む習慣作り

ダイエットにおいて水を飲む習慣は重要です。

特に座り仕事をしていると活動量が少なく汗をかく事も少ないので喉が乾きにくいので自然と水分の摂取量が少なくなります。

1日を通して1.5〜2L前後の水を摂取する事が効果的で水を飲むことで血流が良くなり基礎代謝のアップや筋肉の張りが解消されます。

また、むくみ改善や便秘改善にも効果的です。

ただ、普段から水を飲む習慣がない場合、いきなり水の摂取量を増やそうとしても難しいのでタイミングを決めて水を飲むようにしましょう。

水を飲むタイミング(300〜400mlのコップ1杯)

  • 朝起きた時
  • 朝食の時
  • 昼食の時
  • 夕食の時
  • 寝る前

睡眠の質向上

睡眠とダイエットには密接な関係があります。

7〜8時間の睡眠を取る人が最も肥満率が低く、6時間未満では肥満リスクが30%、9時間以上でも肥満リスクが25%増加することが分かっています。

質の高い睡眠をとる事で睡眠中に代謝機能が活発になったり、むくみ防止、便秘防止に繋がります。

また、睡眠中に最も筋肉が合成されるので質の高い睡眠は筋トレ効果を最大限引き出すことが出来ます。

睡眠不足は、ホルモンバランスの乱れを引き起こし、太りやすい体質を作り出します。

睡眠不足が原因でレプチンと言う「満腹ホルモン」の減少、グレリンと言う「空腹ホルモン」が増加がに繋がり食欲の増加に繋がります。

また、睡眠中は、脂肪の分解と筋肉の合成を促進する成長ホルモンが多く分泌されますが睡眠不足になると成長ホルモンの分泌量が低下し脂肪が溜まりやすく筋肉が付きにくい状態になります。

【まとめ】

いかがだったでしょうか?

今回は、座り仕事のダイエットについての解説でした。

座り仕事をしている方の太る原因、痩せない原因は複数の原因が混ざっているので1つのダイエット方法だけでは痩せる事が難しく、運動面、食事面、生活面を総合的に実践する事が重要です。

重要なのは、「座り仕事だから仕方がない」と諦めるのではなく、「座り仕事だからこそできる方法」を見つけることです。

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錦糸町店のパーソナルトレーナーヨシコのプロフィール写真

執筆トレーナー

ヨシコ

プロフィール

看護師として4年間病棟で臨床経験を積んだパーソナルトレーナー。
ダイエットやボディメイクが目的でジムに来られた方にも、それ以上のメリットをお伝えして、健康や自分のライフスタイルを考えるきっかけ作ります。