30代女性が痩せにくい7つの理由と効果的な解決策

30代女性が痩せにくい7つの理由

30代に入ると女性の体は様々な変化を迎えます。

これらの変化が原因で30代女性は痩せにくくなっていくので変化を理解することが効果的なダイエットの第一歩となります。

✔︎30代女性が痩せにくい7つの理由

• 基礎代謝の低下
• ホルモンバランスの変化
• 生活習慣の変化
• 筋肉量の減少
• 睡眠の質の低下
• 腸内環境の悪化
• ストレスによるコルチゾール増加

これら7つの要因は単独で作用するのではなく、相互に関連し合って「痩せにくい体質」を作り出していることが重要なポイントです。

基礎代謝の低下

基礎代謝とは、安静時に消費されるエネルギーのことで、生きてるだけで消費されていき私たちが消費する全エネルギーの約70％を占めています。

筋肉量の減少と細胞の代謝活動の低下により20代から30代にかけて約80kcal/日も基礎代謝が低下します。

これは、ご飯約半膳分に相当するエネルギーです。

同じ食事量を続けていれば、年間で約3～4kg体重が増加する計算になります。

30代になってから徐々に太っていき、ダイエットを始めたけど痩せないと言う女性の多くは、基礎代謝の低下が原因になります。

ホルモンバランスの変化

30代女性の体では、女性ホルモンの分泌パターンが徐々に変化し始め、この変化が原因で痩せにくくなります。

まず1つ目の痩せにくくなる原因になっているホルモンバランスの変化は、エストロゲンと言う女性ホルモンの減少です。

エストロゲンは、脂肪には密接な関係があり脂肪の代謝を助けて内臓脂肪を付きにくくする働きがあります。

エストロゲンが減少する事で内臓脂肪が付きやすくなり皮下脂肪が落ちにくくなるので痩せない状態になります。

2つ目の痩せにくくなる原因になっているホルモンバランスの変化は、プロゲステロンの不安定になる事です。

プロゲステロンは、月経周期を整える女性ホルモンで水分代謝や食欲に影響を与えます。

30代になるとプロゲステロンのバランスが不安定になりがちで、むくみや食欲の変動が起こりやすくなります。

生活習慣の変化

女性の30代は多くの方が仕事面や生活環境が大きく変化する時期なので生活環境が変化し、この変化が原因で痩せにくくなります。

仕事面では、キャリアの変化で長時間労働になったり、プレッシャーや職場の人間関係でストレスが溜まりやすくなり食欲が増す、食習慣が乱れるなどの影響が出ます。

デスクワークが増えて運動不足になるパターンも多いです。

生活面では、結婚・出産によるライフスタイルの変化や育児による睡眠不足と運動時間の減少、自分の時間の減少によるストレス蓄積などが起きます。

これらの仕事面・生活面の変化は、運動不足になり基礎代謝の低下やストレスによりホルモンバランスが乱れに繋がり痩せにくくなります。

筋肉量の減少

女性の筋肉量は20代をピークに年間約1％ずつ減少していきます。

女性は元々、男性よりも筋肉が付きにくく減少しやすい体質ですが、30代になることで更に運動不足による筋肉量の低下や成長ホルモン分泌の減少など筋肉量が減少する状況が整ってしまいます。

筋肉量が低下する事で基礎代謝の低下に繋がり、痩せにくく太りやすい状態になってしまいます。

睡眠の質の低下

30代女性の多くが抱える睡眠問題は、体重増加に直結します。

仕事面や生活面の変化によるストレスや運動不足は、基礎代謝の低下やストレスによりホルモンバランスが乱れだけでなく睡眠の質低下にも繋がります。

睡眠の質が低下する事で更にホルモンバランスが乱れるので痩せにくくなる悪循環に陥ります。

腸内環境の悪化

年齢とともに腸内フローラのバランスが変化し代謝に影響を与えます。

腸内フローラのバランスが変化すると善玉菌が減少し代謝機能の低下に繋がります。

特にビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌は、30代から徐々に減少し始めるため意識的な改善が必要です。

また、悪玉菌が増えると便秘になりむくみや体重が落ちない体重が増加に繋がります。

ストレスによるコルチゾール増加

30代女性は、仕事・家庭・人間関係など多方面からストレスを受けやすい環境にあります。

慢性的なストレスによりコルチゾールというホルモンが過剰に分泌され、「内臓脂肪の蓄積促進」「筋肉の分解促進による基礎代謝の低下」「血糖値の上昇による脂肪合成の促進」「食欲の異常な増加」に繋がります。

また、ストレスは睡眠の質を低下させ、運動する気力を奪うため、間接的にも肥満の原因となります。