皆さんこんにちは!

パーソナルジムVIBRUN錦糸町・住吉店、コンディショニングトレーナー川口です。

「最近仕事が忙しすぎて疲労困憊」

「きちんと休んでいるのに疲れが取れない」

このような方は多いと思います。

疲労を回復させる方法で一番良いのは休息です。

ですがしっかり休息をとっているのにも関わらず疲れが取れない方は、もしかしたら“栄養をしっかり取れていない”ことが原因かもしれません。

食事が疎かになってしまっていると、疲労回復に使われるはずの栄養素が不足してしまい、疲れが抜けにくくなってしますのです。

今回は疲れが最近取れない方必見!疲労回復を目的とした食事の正しい知識とおすすめの栄養を解説していきます。

疲労回復のために栄養が必要?

昔から、「頭を使ったら甘いものを補給しよう」であったり、「疲れた時には肉を食べよう」だったりを聞いたり実行している方は多いのではないでしょうか。

実際に頭を使っていたり肉体が疲労している時、それらの回復のためにビタミンやタンパク質などの様々な栄養素が使われています。

甘いものやお肉の話はこの消費される栄養に基づいて広まっているのです。

昨今は特に頭や身体が酷使されている人が多いので、膨大な量の栄養が消費されています。

その回復のために意識して栄養を摂取することは身体にとってかなり重要なことになってきます。

疲労回復におすすめの栄養素

疲労回復に必要な栄養素は様々ありますが、用途によって回復する効果も違ってきます。

今回おすすめする栄養素は以下の5つです

  1. タンパク質
  2. ブドウ糖
  3. マグネシウム
  4. ビタミンB群

これらの栄養素は、普段意識していなければかなりの確率で不足する栄養素です。

どんな疲れに効果があるのかを理解して、日常的に摂取していくことが推奨されます。

タンパク質

タンパク質は主に筋肉疲労の回復に使われています。

タンパク質に含まれるアミノ酸は、筋疲労の抑制や回復をしたり、壊れた筋組織を修復する効果を持っています。

運動の後に、筋肉痛が抜け難かったり、疲れがあまりにもひどい時はタンパク質不足の可能性もあります。

普段からお肉やお魚を食べていても必要量に足りていない場合もありますので、プロテインなどで補うようにしましょう。

✔︎タンパク質が摂取できる食材

肉(疲労回復では豚肉がマスト)、魚、豆腐、納豆など

ブドウ糖

バナナ

いわゆる、「疲れた時には甘いもの」と言われる所以の栄養素です。

ブドウ糖は脳のエネルギー源となります。

ブドウ糖には脳の活性化や疲労回復にも使われるもので、不足することで疲れが取れないのはもちろん、集中力が切れてしまいます。

仕事中や勉強中には特に必須な栄養素と言って良いでしょう。

✔︎ブドウ糖が摂取できる食材

はちみつ、ぶどう、バナナ、穀類など

マグネシウム

セブンイレブンのサラダ

マグネシウムは神経の興奮を抑制する働きを持っており、イライラやストレスの緩和にも効果的であり、精神的なダメージ疲労を回復させることができます。

また運動後の筋肉疲労も回復できるので、タンパク質、カルシウムと合わせて摂取するとより効力を発揮します。

マグネシウムは必須ミネラルの一つで汗を掻くだけでも失われる栄養素であり、慢性的に不足しやすいので積極的に摂取しましょう。

✔︎マグネシウムが摂取できる食材

あさり、カツオ、ひじき、バナナなど

「何もしてないけど今日疲れている…」と言ったような原因不明の疲れは鉄不足による貧血であることが多いです。

鉄分が不足すると、血中の酸素運搬能力が低下し、身体中の酸素が不足していきます。

身体中の酸素が不足すると、細胞の代謝がうまく行えず、疲労回復がされない状態になります。

女性は特に不足しやすい栄養素ですので、意識して摂取するようにしましょう。

✔︎鉄が摂取できる食材

レバー(鶏、豚、牛)、マグロ、牛もも、ほうれん草など

ビタミンB群

野菜

ビタミンB群は8種類(ビタミンB1,B2,B6,B12,ナイアシン,パントテン酸,葉酸,ビオチン)のビタミンからなる栄養素であり、主に糖質、タンパク質、脂質の代謝に利用されています。

ビタミンB群はほとんどの食材をエネルギーに変化させる効果を持っており、全ての疲労症状の回復を手助けしてくれます。

基本的には8種類全てが相互に助け合って効果を発揮するため、全体的にバランスよく摂取することをおすすめします。

✔︎ビタミンB群が摂取できる食材

豚肉、レバー、マグロ、バナナ、玄米、卵など

ビタミンB群は8種類と数も多く、食材の種類も多くなります。

疲労回復におすすめの栄養素

様々な疲労の症状に効果的な栄養素と食材をお伝えしましたが、ここで大事になってくるのが食生活です。

上記の5つの栄養素は普通に生活していてはすぐに不足してしまうものばかりです。

ですので普段から意識すべきポイントは“色々な食材をバランスよく食べる”ことを頭に置いておきましょう。

野菜をしっかり食べてる!と言っても毎日同じ野菜だけでは意味はありません。

バランスよく摂取するポイント

  1. タンパク質:1日2種類以上
  2. 野菜:1日5種類以上
  3. 穀物系:朝や昼にしっかり食べる

このような意識で食事をすると体の疲労回復もしやすくなります。

ビタミンB群や鉄、マグネシウムなどのミネラル、またタンパク質は不足しやすさも段違いなので、サプリメントで補うようにすると良いでしょう。

栄養をとる時に気をつけたい注意点

栄養を摂取する際に気をつけておきたい事柄があり、それは量と調理法です。

それぞれ別の食材が絡んでいるので詳しく紹介していきます。

量を気をつけたい栄養素

量を気をつけたい栄養素とは“ブドウ糖”です。

ブドウ糖は脳の栄養に必須ですが、摂取しすぎることで血糖値が異常に上昇してしまいます。

その結果、眠気を誘ってしまったり、糖の代謝にかなりのビタミンB1が使われてしまい、逆に身体が疲労してしまう状態になってしまいます。

ブドウ糖ではないですが、「疲れた時には甘いもの」と言ってチョコレートやケーキなどを多く食べてしまうと、疲労回復どころか体を疲労させてしまうこともあります。

何事も食べ過ぎは逆効果になり得ますので、ブドウ糖などを摂取する際は少量を少しずつつまむようにすると良いでしょう。

ビタミンやミネラルも摂取しすぎると悪影響がありますが、食材ではほぼ摂りすぎることはなく、サプリメントも容量を守っていれば大丈夫です。

調理法を気をつけたい栄養素

調理法を気をつけたい栄養素はビタミンB群です。

ビタミンB群は水溶性のビタミンであり、水に溶けやすい性質があります。

ですので例えば野菜を水に長時間晒したり洗ったりすると溶け出てしまいます。

洗う時は短時間でサッとがおすすめです。

スープや炒め物であれば溶け出した栄養素をそのまま摂取できます。

ただ炒め物に関しては、ビタミン自体が熱にあまり強くないので、強火で長時間の調理は避けましょう。

【最後に】正しい知識で疲労を回復しよう!

疲労回復には休養だけでなく、適切な栄養素を摂取することが効果的です。

それらの適切な栄養素の情報などは日々更新され、一年前に言われていたことが今は不適切であったということも稀に起こります。

昔からの知識を多少活用はしても信用し過ぎることはせず、正しい知識を身に付けることで、疲労がなぜか抜けないということも無くなります。

今回の記事を参考にして、日々の疲れが取れるよう、バランスの良い食事を心がけていきましょう。

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