ストレスを感じた時は、メンタル面のダメージがあるだけで心を鍛えて我慢すれば特に影響が無いと思っている方が大勢います。
ですが、体の中にある栄養が使われているので、放っておくとダイエットやボディメイクに悪影響が出たり、体がボロボロになる原因になります。
そこで今回は、ストレスの時に失われる栄養とストレスを感じた時に摂取するべき食事の話をしていきます。
ストレスを感じた時に失う栄養
ストレスを感じる際に体から多くの栄養素を失っています。
- 亜鉛、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンA
- ビタミンE
- タンパク質
このような栄養が主に失われる栄養になります。
栄養が失われる流れ
ストレスを感じると
- ストレスを感知
- 視床下部(脳、最初にストレス信号を受け取る)
- CRHを放出(副腎刺激ホルモン放出ホルモン)
- 脳下垂体がACHT(副腎皮質刺激ホルモン)を分泌
- 副腎皮質刺激ホルモンによって、副腎がコルチゾールを分泌
このような流れで、順にホルモンが分泌して行き、最後にストレスに対抗する内臓の副腎に行き着きます。
副腎にてストレスホルモンと呼ばれる“コルチゾール”が分泌され、全身に送られます。
コルチゾールとは
コルチゾールは、ストレスから身を守る為に分泌されるホルモンで、ストレスを緩和させてくれる役割を持っています。
✔︎コルチゾールを作る為に必要な栄養
- タンパク質
- ビタミンC
- ビタミンB群
- 亜鉛
- ビタミンE
- ビタミンA
またホルモン分泌をする際、マグネシウムやカルシウム、ビタミンCやB群、そしてタンパク質を使用されています。
さらにストレスを感じると、尿中にマグネシウムやカルシウムの量が増加し、排出してしまう事も分かっています。
ストレスを感じた・もしくは常日頃から感じている方は、食事を気をつけなければ、体の栄養がストレスから身を守る為にどんどん消費され不健康な体になります。
ストレスが多い生活中に取るべき栄養
ストレスを感じる機会が多い環境にいる方は、タンパク質やビタミン・ミネラルが豊富な食事を摂る事がおすすめです。
- 肉、魚、大豆などのタンパク質
- 野菜、果物から取れるビタミン・ミネラル
『普段から食事気をつけてるよ!』と言う方でもこれらの栄養を追加で摂る事が重要です。
栄養を追加で摂る
栄養を追加で摂る事が重要とはいえ、食事量を増やす事は、食の細い方や普段から食べる時間が取りづらい、ダイエットで食事制限してる方には難しいです。
なので、バランスの良い食生活を送りながら、サプリメントやプロテインなどの栄養補助食品を使う事が理想的です。
プロテインなどであれば、そこまで食事量を増やす事なく栄養を補えるので、きちんと摂って行きましょう。
もし仮に毎日1杯飲んでいるとしたら、ストレスを感じた日は2杯目を飲むのがベストです!
【最後に】ストレスを感じた時に摂る栄養
✔︎今回のまとめ
- ストレスが原因で栄養を失う
- ストレスを感じた時に摂る栄養
今回は、この2点についてのお話でした。
ストレスを感じた時には、しっかり栄養を摂ることがおすすめです。
ストレス発散で馬鹿喰いをするよりは、バランスの良い食事で対抗しましょう。
✔︎摂るべき栄養
- 肉、魚、大豆などのタンパク質
- 野菜、果物から取れるビタミン・ミネラル
普段から食事を気を付けている方は、サプリメント、プロテインを活用してストレスに負けない身体を作って行きましょう。
執筆トレーナー
プロフィール
看護師として4年間病棟で臨床経験を積んだパーソナルトレーナー。
ダイエットやボディメイクが目的でジムに来られた方にも、それ以上のメリットをお伝えして、健康や自分のライフスタイルを考えるきっかけ作ります。